=pattern

⇒合成語ー柄物【patterned cloth】
ネクタイは、男の装いの中で最も個性を演出できるアイテムのひとつ。
その為、ネクタイの柄は多ければ多い程、可とされる。が、組合せで迷うことも事実です。
◎参照=男のカラー・コーディネイト事典 

◇ネクタイの基本柄を中心に大きく四分類されています。ヌ参照=資料の頁

a)無地(ソリッド)

b)パネル柄

c)ストライプ

d)オールオーバー

参考=個性とは、個々の人または個々の事物に備わっていて他から区別されている固有の性質。個人性。
☆パーソナリティ【personality】→各人の特質を示す。
   ☆インディヴィジュアリティ【individuality】→他との区別を強調する。
★インディヴィジュアリズム【indeividualism】
         →個人主義⇔【エゴイズム=egoism】→利己主義。
a)無地ソリッド        =solid
[ネクタイは、無地に始まり無地に終わる」との言葉があるほどで、基本中の基本柄と云える。単色の無地のほか、同色の地紋の入ったもの。無地調の極めて小さな柄(マイクロ・パターンマ近年、最も注目されている柄)や、無地に近い表面効果のある柄(オルターナティブ・プレイン)がある。
 b)パネル柄
=panel pattern合成語

パネル柄とは、モチーフをひとつの柄で表現したもので、繰り返し模様のない絵画的な柄を云う。紋様が、ネクタイの配置された箇所により名称が事なる。

パネル柄

アンダー・ノット・パネル

ボーダー・パネル

ポイント・パネル

一般的に云う大柄

結び目の下に紋様を配置

剣先部分に模様を配置

ワンポイント的に配置

c)ストライプ=stripe

いわゆる縞(しま)模様の事。

アイビー・ストライプ

オンブレ・ストライプ

オーバー・ストライプ

ダブル・ストライプ

太い線をベースに細い線を組合せた縞の繰り返しで4色以上が基本。アイビー・ルックには欠かせない柄です。

しま模様が同系色の濃淡で構成されているのが特徴のストライプ。

模様(柄)の上にストライプを走らせた複合オアターンの柄を云う。

レールように2本の線が1組になっているストライプ。レール・ロールとかフレンチ・ストライプと呼ばれる。

 

トリプル・ストライプ
=triple stripe
3本の線がひと組になった縞模様をいう。
マトリプル(三重の・三倍の)という意味
グループド・ストライプ
<クラスター・ストライプ/バンドル・ストライプ>
ストライプが、ひとつのグループを形成して構成される縞柄を指す。

パターン・ストライプ
  パターンド
・ストライプ
バーチカル
・ストライプ
   ピンヘッド
・ストライプ

ストライプとストライプの間に他の違う紋様を配置した複合ストライプ。

紋様を、等間隔に縞的に配置、直感的にストライプと認識される柄。
タテ縞柄の総称。線の太さや間隔等に制約はされない。
規則正しく等間隔の小さな点を配置された縞柄。

ブロック・ストライプ

ヘア・ライン

ヘリンボーン・ストライプ

ペンシル・ストライプ

太めで縞の間隔が等幅の縞柄。「ロンドン・ストライプ」の愛称を誇示。

文字どおり髪の毛程度の細い線を等間隔で配置されたストライプ。

杉綾を縞状に配置したストライプ柄。
ヌ参照=詳細
鉛筆で書いた様な線の太さで間隔狭く規則正しく構図されている縞柄。

ヘリンボーン=herrinbone 
=原義は、ニシンの骨。

杉綾織】杉の葉の様な縞を織り出した布地。特にチュビオットやハリス・ツイードに織り柄。柄の表現は様々で大小豊富で、近年、綿・絹・化繊地まで多彩に展開。白と黒/白と茶の配色が、オーソドックスです。

ロンドン・ストライプ
=london stripe
語意=和製英語縞柄の一種。ワイシャツ地に用いられている等間隔の単調な縞柄を指す。英米では、一般に「ブロック・ストライプ」と呼ばれる。
ホリゾンタル・ストライプ=holizontal stripe
レジメンタル・ストライプ=regimental stripe
ロイヤル・レジメンタル
=royal regimental

holizontは水平の意でヨコ縞柄の総称。線の太さや間隔に制約されない。

連隊の縞】英国各騎馬連隊の連隊旗縞で、19世紀後半ネクタイに始めてスクール・ストライプ/クラブ・タイと共に登場した。詳細=別項目

レジメンタル・ストライプの間に紋章を配置した柄。

d)オールオーバー
=allover
 
ネクタイ全面模様の柄の事を云う。区分けをシンプルにする為、パネル柄やストライプ柄以外をさらに6種の基本柄として集約した。
|チェック(プレイド) }ドット  ~紋章柄 
ペイズリー<c`ーフ・パターン cGスニック・パターン
直訳すれば、模様などが全面にわたる全体柄。柄の名称であって織物、プリントと表現手段は問わず、多彩に展開されている。オールオーバー・パターンを、大きく分けると次の三種類。
『ミゼット・オールオーバー』………ひとひとつの柄がウンと小さいもの。
『スモール・オールオーバー』………比較的小さな柄が並んでいるもの。
『スペースド・オールオーバー』……柄の数(配置数)が少なく、地に余裕(無地場)のあるもの。
ヌ参照=
A)チェック=check
プレイド=plaid
格子縞は、伝統的な基本柄のひとつ。細かく分類すると無限大に拡がりますが、代表的なものをご紹介します。
タータン・チェック
=tartan check
タッターソール・チェック
=tattersall check
マドラス・チェック
=madras check

多くの色を用いた格子縞の綾織物。スコットランドの伝統的な香りをよく伝えられ人気の古典柄。

白綾地に2色の細い縞の格子柄を指す。替えベストなどに使われ白地に赤と黒、黄と茶の2色の細格子が交互に配列されている。

インドのマドラス地方で生まれた木綿の2〜3色使いで折上げた格子縞の事。カジュアルシャツやジャケットに多く使われる。

作成中

マドラス=madras
インド共和国南東部・タミルナード州の州都(ベンガル湾に面するコロマンデル海岸の港湾都市)南インドの商工業及び文化の中心都市。古くは、1640年英国東インド会社の根拠地として栄えた。マドラスと云えば、チェック(薄手縞柄綿布)との認識ですが、素材も絹、綿と絹の交織やレーヨンなどが使われていて、無地・紋様柄・小格子・大格子など様々なヴァリエイションが有ります。
ギンガム・チェック
=gingham check
グラフ・チェック
=graph check
グレン・チェック
=glen check/glen plaid

20〜30番手の単糸先染め糸と晒糸を使って平織りにした薄手で特有な格子柄。基本的に2色使い。白と赤・白とブルー等々

ワイシャツ地に見られる格子柄の一種で、「方眼格子」「方眼紙縞」とも訳される。白地に赤や青など単調な細格子を指す。
細かい格子の組合せから成る一見大きな格子柄で、白と黒が基本。スコットランドのアーカートの谷間で生産された。名の由来。

ギンガム=gingham
綿織物(先染めの綿布)の一種。縦・横に20〜30番手の染め糸と晒糸を用いて、縞の幅を等しく正方形の柄目で薄手平織物のこと。現在では、木綿以外にポリエステルやレーヨン混紡などでも作られる。用途は多彩。主な種類は「フレンチ・ギンガム」「マドラス・ギンガム」「スコッチ・ギンガム」「ナースズ・ギンガム」「シャンブレー・ギンガム」「ゼファー・ギンガム」「エプロn・チェックス」などが挙げられる。
ウインドーペン
=windowpane
シェパード・チェック
=shepherd check
ハウンド・トゥース
=hound tooth

和訳は窓ガラス。その枠を線のみで表現した格子柄のこと。

模様の大きさが全部等しい白黒格子柄。☆スコットランドの羊飼が用いた事による。
格子の形が犬の牙(きば)に似ている事がその名の由来です。
正確には「hound」は、猟犬。

B)ドット=dot

ネクタイの基本柄のひとつ、ドットは点で、いわゆる水玉模様の事。やはり古典的で気品有るパターンです。種類は、多種多用。水玉の大きさで、次の様に分けました。又、同じ大きさ同じ色調で作られても、織物はドレッシーで、プリント柄はスポーティーと、微妙な違いを感じさせるものです。この違いをつかむ事が、水玉ネクタイを上手に締めるポイントと云えます。
ピン・ドット
=pin dot
ポルカ・ドット
=polka dot
コイン・ドット
=coin dot
シャワー・スポット
=shower dot
語意=留め針/飾り針
直径1〜2mm 程度の針で刺した様な極小の無地感覚の水玉模様。
ピン・ドットとコイン・ドットの中間の大きさ<の中水玉を指す。直径約5ミリから1センチ程度の大きさ。
硬貨大の大きさの水玉模様を指す。25セント硬貨の水玉<クオーター・ドット>とも云う。直径約2〜3センチ程度の大きさ。
様々な大きさの点が不規則に並んだ水玉模様
コンフェッティ・ドット/鮮やかな色調の水玉も変り水玉の一種。

C)紋章柄
 =crest
 =heraldic
pattern 
氏族・家・組・国・団体などが、それを表わす印として定めた動植物、器物、文字などをデザイン化した紋様。トラッド・スタイル(ブレザー)の代表的なネクタイ柄として定着した。その起源は、12世紀、欧州にて十字軍が敵軍と自軍を区別すると共に、戦意高揚をはかるため盾の中央に付けたのが始まりとされている。貴族の特権であったが、いつしか一般にも広く用いられるようになった。
クラブ フィギュア【club figure】クラブ小紋
本来は、各カレッジでのスポーツ・クラブ、あるいは一般のスポーツ・クラブ等の紋章を織り込んだパターン。クラブ・フィギユア、もしくはクレスト・パターンと云います。年齢や着用する場面を問わず広く応用できる柄のひとつです。ことにブレザーなどには申し分のないネクタイです。
D)ペイズリー
=paisley
勾玉模様、マンゴー模様などと呼ばれる伝統的基本柄のひとつ。その基本柄は松毬(かつかさ)を表わしたものだといわれ、インド神秘主義でのシンボルとされた紋様は、17世紀のカシミア・ショールに遡るが、手織りでも有り極めて高価だったものが、18世紀初頭、スコットランド南西部、ペイズリーの町で機械によるカシミア・ショールが生産され、その柄として使われたことで、世界中の人々に知られる様になった。つまり、ペィズリーの語源は都市名に由来しているわけです。
E)エスニック・パターン  
 =ethnic pattern

民族調柄。その国の文化や風物、慣習から生まれた伝統的な柄。花や草木などの植物をモチーフにしているのが特徴。代表的なものにインド更紗やジャワ更紗(バティック)、唐草、インカ紋様が挙げられる。

F)フローラル・パターン       =floral pattern
花柄のこと。様々な紋様が、織り染めで多彩に表現されている。流麗なアール・ヌーヴォー様式を思わせる花柄にリバティ・プリントが有ります。これは19世紀に英国のリバティ社が売だしところの名称なのです。そしてその実際のデザインが初代意匠室長の座にあったウイリアム・モリス(1834〜1896)の手になることは、多分ご存じのことでしょう。
☆花柄の呼び方
 フロリエーション【floriation】→同義語
フローラル・スプリッグ・パターン→枝つきの花柄と云う。
G)モチーフ・パターン
 =motif pattern
具象柄のこと。動物や植物、スポーツ用具などを意匠化した柄全般を指す風俗や流行といった時代を敏感に反映させたものも多く作られている。
☆ハーネス・モチーフ【harness motif】→ハーネスは、馬具の意。
馬具に因んだ紋様を、ハーネス・モチーフと呼びます。エルメスやグッチなど馬具屋出身のブティックが、その柄のスカーフなどを売り出したのが流行のきっかけではないでしょうか。鞍(くら)・鐙(あぶみ)・轡(くつわ)・手綱(たづな)などデザイン・ソースには事欠かないのも魅力のひとつでしょう。
☆アニマル・モチーフ【animal motif】
馬、鳥、犬、鹿など比較的なじみのある動物たちを紋様化した図柄の事。動物好きのイギリス人と関係があるのか、どこか英国的な匂いのする柄といえるものです。
☆スポーツ・モチーフ【sport motif】
ハンティング・ライディング・フイッシング・クリケット・ポロ‥‥‥。各スポーツの場面、若くはそこに用いられる道具などを紋様化した図柄をスポーツ・モチーフと呼んでいます。しかし、比較的伝統のある、いわゆる紳士のスポーツをパターン化したものに人気が偏るのは、興味深い現象のように思われます
H)アール・デコ
=art deco
1920〜30年代にフランスを中心に欧米で流行した装飾美術の一様式。幾何学的な抽象柄の紋様を云います。幾何学的紋様【geometry pattern】
I)アール・ヌーボー
=art nouveau
1890〜1905世紀初頭、フランス、ベルギーに起こった曲線美を特徴とするデザイン及び様式。現実の動植物の形を装飾化し、建築、工芸、図案などに応用。我が国でも、日露戦争後、数年間この様式の図案が流行した。
  

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